タグ: 安蔵寺山
島根県日原町、六日市町、匹見町の町境にそびえ、県境を接しない山としては県内最高峰で、西中国山地国定公園の最西に位置する。
南に香仙原、北に安蔵寺山北峰、それに続く打原峠から燕岳を従える山容は雄大で、西中国山地で一番ブナ林などの自然が残っている山である。特に北側の加令谷から東側の伊源谷にかけてのツキノワグマやゴギの生息する原生林はすばらしい。
山頂北側鞍部の「寺床」や「寺屋敷」と呼ばれる湿地帯が山岳仏教の「安蔵寺」跡と伝えられ、この山の名の由来といわれている。近年山の安全と自然保護の願いをこめた「安蔵寺観音」が山頂に建立された。
登山道は六日町の高尻登山口から1時間30分、日原町側は、中国自然歩道の打原峠から2時間30分、匹見町三葛の伊源谷登山口から2時間。