行かねばならぬ。小五郎山へ。前回ノドさんと訪れた時からだいぶ日が経ってしまった。
その時地主の山本さんから、この山の中腹に鎮座する大木「大栂」についての話を聞きました。険しい場所にあり、昔は道とロープが整備されていたらしい。だが今は看板も道も消失している。
「天然記念物になってもいいような木なんじゃがねー」
「次に来る時は自分らが道を作ります。」
約束して別れたのでした。こんなに間が空いてしまって申し訳ない。お土産を渡して少し談笑した後早速登りはじめる。
先人の記録では、休憩所から少し登ったところで右に道が続いていた。だが付近を探し回るがよくわからない。適当なところで登山道を外れ、斜面を横切りながら進む。
結局栂の木は見つかりませんでした。もう少し上部なのか?そのかわり立派な滝を見つけた。この滝はたぶん自分は通った事がある。6年前この山で遭難した時。絶壁にも等しい斜面を転げ落ちながら、命からがら下山した。真っ暗闇の中、轟々と音をたて流れる滝にぶちあたり恐怖におののいたのを今でも覚えています。
おそらくその滝は「甲羅ヶ滝」というその筋の方々には有名な滝だったのだと思われる。山岳会の方の遡行記録を読むにつけ、素人があの谷を降りてよくもまあ生きていられたもんだ、と今更ながらに思います。
今回見つけたのは甲羅ヶ滝よりもだいぶ下流にある滝だったが、名前を付けてもよい程のいい滝だった。なんせ6年前は夜だったからね(笑)
約束を果たせなかったのは残念だったが、山本夫妻の姿を見て元気をもらいました。また挑戦したいと思います。ありがとうございました。
BGM流せます。
※ スマホでギャラリーをご覧の方は、横向きにすると良いかと思います。
距離2.6km 時間2時間40分
歩行時間 2時間30分
最低高度 446m
最高高度 717m
累計高度(+) 522m
累計高度(-) 519m
【12:02】登山口
【12:48】休憩所
【13:39】滝
歩行状況
標高推移

アクセスの良さ | ![]() ![]() |
登山道整備度 | ![]() ![]() ![]() |
急登度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
秘境度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
眺望の良さ | ![]() |
知られざる滝 | ![]() ![]() ![]() |
仲睦まじき山本夫婦 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。
駐車場情報
山本さんの邸宅に停めさせてもらいました。
大栂への正式な道は無くなっています。滝へ行くには麓から沢を遡行するか、今回の自分のように途中まで登山道を登り横にトラバースするのが近道かと思います。