春日山 ~東尾根より~

「春日山」
おそらく美都町を代表するお山だと思います。奈良の春日大社から分祀をゆるされ春日大明神が祀られている。毎年神事が執り行われるようだが、自分はまだ見た事はない。
登山道もよく整備されており、匹見町落合矢尾集落からの道とみと自然の森からの2つのルートがある。
だがしかし、今回知られざるもう一つの道がある事が分かりました(かつて道があった、と表現した方がいいかもしれませんが)
鳥居とは反対側(祠の後ろ側)に軽く刈られた道が続いているのを気づいた方はおられるでしょうか?これが今回自分が歩く事になった「東尾根を登るルート」です。

いつものように国土地理院地図を漠然と眺めていたら、匹見の道川から春日山の麓まで長~い林道が続いているのが気になった。
(今もこの道は生きているんだろうか。とすれば春日山の南東の尾根にそのまま取り付けそうだ。標高差もあまりないので藪だったとしてもなんとか山頂までいけるんじゃないか)

近くの集会所に停めさせてもらって名前もわからない林道に入る。道中見かけた看板によると、この道は造林の為の作業道との事。使われなくなって久しいだろうが、普通に歩けるくらいに道が残っていました。2時間かけて春日山の南東尾根の先っぽに到着する。
(ここから登ったらもしかして前人未到ってやつかな?)と色めきだっていましたが、西中国山地の先人はそんなに甘くない(笑)ちゃんと尾根沿いにテープが巻かれていました。丁寧に一定距離毎に。

「ざ~んねんでしたあ」と言われてるみたい(笑)

少し残念な思いもあったが、藪化しているせいもありこのテープのおかげで山頂まで無事に辿り着く事ができました。約5年ぶりくらいの春日山山頂。お参りして展望地でお茶を飲みながら休憩する。
そういえば美都の漁師さんで、このあたりのあらゆる山を知り尽くしている人がいると聞いた事がある。そんな人ならこの尾根など簡単に歩くよね。山深いので獲物も多くいるに違いない。
林道の終点には時間の関係で辿りつけなかった。逆側からだともしかしたらもっと近い道があるのかもしれません。

~後日談~
地元の方に話を聞いたところ、春日山の神事はここ10年以上行われていないそうです。これも高齢化と過疎化が原因なんでしょう。

BGM流せます。

※ スマホでギャラリーをご覧の方は、横向きにすると良いかと思います。

登山データ
寸評・川柳
登る方へ

距離14.4km 時間5時間31分

歩行時間            5時間15分   
最低高度            440m   
最高高度            997m
累計高度(+) 813m   
累計高度(-) 813m

【10:20】下道川上集会所
【12:23】尾根取り付き
【13:13】春日山山頂

歩行状況

標高推移

井の中の
    蛙と知るなり
        我が登路  

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
もう一つの春日山参拝道  

※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

駐車場情報

下道川上集会所のスペースに停めさせてもらいました。

尾根からのヤブ漕ぎは、その筋の人には楽しい道かと思います。それまでの長い林道歩きがネックなところ。近道があればいいのですが。

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