中国自然歩道 ~匹見紙祖地区➡高鉢山~

高鉢山
ほとんど人が登らない山だが、安蔵寺山の北部に位置しており気になっていた山です。しかし入口に立入禁止の看板があり、ずっと登山は遠慮していました。
ふと行ってみようと思い立ち、匹見紙祖方面へ車を走らせる。林道そばの登山口から歩くとたぶんすぐに山頂に到着してしまうので、紙祖まわりの集落を歩きながら登頂を目指す事にしました。

結果、あまりにも手前に車を停めすぎました(笑)長~い中国自然歩道(舗装路ですが)を歩いてようやく登山口到着。往復21kmは堪えました。
今はチェーンは張られているものの、立入禁止の看板は撤去された模様。山頂は大きな中継局が建っている。災害防止の為のようだ。他は特に何もないが、北尾根方面にうっすらと道がある。尾根を伝って北の700m三角点(学堂)、442m三角点(石組)に行く事も可能かもしれない。

帰り道、石組集落で草刈りをされていた地元住民の方と談笑する。話を聞くと昔林業に従事されていて、1982年に島根県で開催されたくにびき国体において、山岳競技に使う為の登山道を整備されたのだとか。自分が一年前苦労して辿り着いた、奥匹見峡のまぼろしの滝まわりや、天杉山あたりになる。どちらも山深く一筋縄ではいかないところです。

「昔はほんと、綺麗に整備されとったんよ。わしが整備したんじゃ(笑)」

他にも近くにある小松尾城跡への入口を教えてもらった。おそらく益田の城跡の中でも登城が困難な遺跡だと思います。
日原の時もそうだったが、集落を歩くと地元の方から思わぬ話が聞ける。雑な計画で長い舗装路を歩くはめになりましたが、その分収穫のある山行でした。

原風景写真集に、「匹見町紙祖石組集落」を追加しました。

BGM流せます。

※ スマホでギャラリーをご覧の方は、横向きにすると良いかと思います。

登山データ
寸評・川柳
登る方へ

距離21.4km 時間5時間44分

歩行時間            5時間10分   
最低高度            281m   
最高高度            1040m
累計高度(+) 929m   
累計高度(-) 917m

【11:38】匹見町紙祖野田集落
【11:45】小松尾城跡看板
【11:46】石ヶ坪遺跡
【12:01】石組集落
【12:12】林道安蔵寺線入口
【12:53】七村集落
【13:15】自然歩道分岐
【14:00】高鉢山登山口
【14:47】高鉢山山頂
【17:12】小松尾城跡登城口

歩行状況

標高推移

秋の入り
    古老の追憶
        紙祖の村

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
くにびき国体整備士に出会う

※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

駐車場情報

小松尾城跡看板付近の離合スペースに停めました。

高鉢山はあまり登山の対象にはなりにくい山ですが、行かれるのなら登山口まで車で楽に行けます。
自分のようなマネはしなくても大丈夫です(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です