札ヶ峠から馬糞ヶ岳へ

「馬糞ヶ岳」山の名前はお国の決める事なんだろうが、どうしてこんな名前を付けたのか首をかしげたくなる山名です(笑)
この地区の名前から命名し古くから伝わっている「秘密尾岳」でよいではないか。
この馬糞ヶ岳。 長野山からの縦走路が一番歩かれていて整備も行き届いているが、南からの面白そうなルートを見つけた。
「秘密尾集落」山口県周南市鹿野町は限界集落化が進む地区。その中でも最奥にある秘密尾という地区に登山口があるという情報を得て赴いた。
なんでも源平合戦に敗れた平氏が落ち延びて辿り着いた場所だとか。近くの山に平家ヶ岳があるが、似たような伝説が残っている。こちらは平家ヶ岳の過去ログです。

こんな所に人が住んでいるのかというような地区だったが、最奥の登山口近くに、氷見神社という歴史と威厳さを感じさせるそれは立派な神社があった。今まで見てきた神社の中でも極めて神聖な雰囲気を感じました。
肝心の登山はというと、本来の登山口を間違えて大昔の旧道を行ってしまい、立ち往生になって引き返しました。とりあえず林道終点の先に道があるかも知れないと思い行ってみると、幸運にも札ヶ峠への道を見つけなんとか馬糞ヶ岳に登頂する事ができました。

この周辺は国土地理院で破線が示されてあっても、廃道になっているところが非常に多い。
秘密尾という地名もなにか冒険心を駆り立てられるものがある。
そういえばヤブ山突撃隊様もこの辺りを歩かれたログを見た事がある。
涼しくなったころにもう一度来ようと思いました。

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
氷見神社
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

登山データ

距離 9.3km 時間4時間16分

氷見神社 10:07
登山口 10:30
札ヶ峠 11:40
馬糞ヶ岳 12:40

ギャラリー

こんなところが登山口なのかと思ったが、ガードレールの内側に入って入山(やっぱり間違い)

「どうもおかしい。。」と思いながら進んでみるがやがて立ち往生。引き返しました。

林道終点まで来てみたら、奥に道がありそうな雰囲気。札ヶ峠までしっかりした道がありました。

札ヶ峠の様子。藩政時代、昔の人々は頻繁に往来していたのだろうか。

右:秘密尾権現?
左:須万

峠からしばらくはよく刈られた尾根道を歩く。

途中の展望。方角からして岳ノ谷だろうか。

この時期にヤブを歩くつもりでは無かったんだが(笑)

笹薮道の途中にある大岩。

長野山~馬糞の縦走路に出てからは快適な登山道になる。

馬糞ヶ岳山頂到着。昔は展望が良かったらしいが、木々が成長して遮っている。

縦走路を少し長野山方面へ歩いてみたが、途中で引き返した。

やれやれ戻ろうか。

ここが本来の登山口だったのね。

下山後氷見神社に参拝。荘厳な雰囲気があたりを包んでいる。

本宮。後ろの道に中宮、奥宮と続いているらしいが本日はここまでとしました。

神社内の杉の大木。

このコースを登られる方へ

駐車場情報

秘密尾地区の奥、氷見神社前に広い場所があるが、ここから登山口まではしばらく歩く必要がある。
さらに奥へ進んだら離合場所等広いスペースがあるのでそこに止めてもよいかと思われる。

馬糞ヶ岳は、長野山からの縦走ルートから歩かれる人がほとんどだろう。
そのせいかこちらからの道は整備が滞っており、特に山頂近くになるとかなりのヤブ漕ぎを強いられる。
ギャラリー中の正規登山口も、入口を見た感じでは荒れた道のようだった。
秘密尾地区に行くまでの道は狭いところもあるので気をつけてください。

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