タグ: 馬糞ヶ岳
山口県鹿野町と錦町に境を接する深い山である。かつては秘密尾岳、密神尾岳などとも呼ばれていたが、今では奇妙にも馬糞ヶ岳。山名の由来は、「山に馬糞のような植物がある」、「平家残党の軍馬の糞で山の形が変わった」などといわれるが、真偽のほどは分からない。鹿野町側から眺める山は馬糞の形をしており、素直に山の形に由来すると考えた方がよさそうである。
山はブナやササで深山幽谷の趣があり、山頂からは展望良好で、遠くに瀬戸の海が光る。
東麓の平瀬から馬ノ谷の放牧場跡が登山口で、ここから1時間45分で山頂。また西麓の秘密尾から氷見神社前の林道を行き、水無橋を過ぎて3分の沢から山に入り、札ガ峠を越えて稜線を行く1時間10分のコースもある。どちらも登山道の整備は不充分で、ヤブこぎやルートファインディングを強いられる。