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広島県山県(やまがた)郡芸北(げいほく)町の八幡高原の中心に位置し、その名のとおり竜が伏臥しているような大きな山容を見せる。北東に延びる尾根は掛頭山(かけずやま)へと続いている。
北面の千町原や八幡高原は湿原が多く、珍しい湿原植物や鳥類、昆虫などの宝庫である。昭和30年代までは全山ブナの巨木に覆われていたが、東面と南面は伐採された。しかし、西面の伐採が禁止され休養林として保存された。春の新芽や紅葉期の美しさは格別である。
臥竜山は昔は刈尾山と呼ばれていたが、古事記の大蛇退治を村の伝説と結びつけるためか、昭和22年版の地図から突然「臥竜山」と改められた。
登山道は八幡側が雪靈水の水場から歩いて10分ほどで頂上に立てるほか、千町原、二川キャンプ場、小板、芸北国際スキー場などからも林道や登山道がある。