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秋吉台の北で山口県秋芳町と美東町との境に位置し、安山岩質岩石に流紋岩が突出してできた山である。かつては四条山、止星山とも呼ばれ、山頂には北辰妙見が祭られている。これは仏教では北極星を妙見菩薩に見立てたものであるが、2つの石祠が周囲の雰囲気を盛り上げている。ここは秋吉台の絶好な展望台であり、振り向けば日本海も広がる。山名は山岳信仰の葛城山や植物のカツラやクズに由来するといわれている。

北麓のバス停柏木（かえのき）から秋芳大滝（白糸ノ滝）を楽しみ、山頂まで1時間40分のコースがよく利用される。滝の上からキャンプ場に出て、林道をさらに行くと道は左右に分かれる。左の道は遊歩道として整備されているが、右は荒れぎみの面白い道だ。また保ガ原コースは東の山中峠から保ガ原に入り、林道終点から山頂まで1時間10分。