タグ: 大万木山
島根県頓原町と広島県高野町の境にそびえる山である。山頂は広くなだらかでブナの原生林が広がっている。別名、天上原、土手山、七日迷山とも呼ばれる。
山麓にはタタラ製鉄の跡も多く残っている。
山稜のブナの原生林は樹齢80~100年以上、中には数百年に及ぶものも見られ、周囲3mに達している。ほとんどの木が2~3mの所で数本に分岐している。
中国地方有数の豪雪・低温地帯であり、冬には頂上付近で樹氷を見ることもできる。3月から4月初めにかけて山頂付近は2m以上の残雪があり、春山スキーも行われている。
登山道は頓原町奥畑から滝見コース、権現コース、渓谷コースと3コースがあり、奥畑の登山口から山頂まで1~1時間30分。また、山頂から草峠(くさんだわ)を経て琴引山への縦走は約6時間である。