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旅伏山は出雲大社まで続く出雲北山東端の山で、平田の市街の背後にそびえる山。『出雲風土記』に見える5つの「烽(外敵の襲来などの変事を都に急報するための設備)」のひとつで、新羅との緊張が高まり、出雲の防衛体制が強化されたころに設けられたとされる。
山頂は広けていて、全面芝生で、あずまやと少し下に避難小屋がある。展望は中国山地の山々や、日本海を一望できる。
山頂の東側には都武自神社があり、かつては兵役に向かう若者がこの神社に参拝する慣わしがあったという。神社には井戸が設置されていて、今でも汲み上げて飲むことができる。