美都町集落歩き～美都町山本➡真砂～ – ショーゴの山歩き〜西中国山地彷徨記録〜

今回は美都町の山間部にある集落をのんびり歩きます。以前から、美都町山本地区の清水トンネル出口付近から山へ伸びる林道が気になっていました。GoogeMapで見た場所。おあつらえ向きに駐車スペースがあるので停めさせてもらい出発する。

山あいの集落にゆず畑が一面に広がっている。美都町名産であるゆずはこういった山間部で育てられたものが支えているんだと改めて感じました。
家は廃屋になってもゆずは立派に生っている。おそらく麓に住んでいる方が通いながら育てているんだと思う。

大神楽の十字路から奥溢集落へ向かう。ここで素晴らしい景色を見る事ができた。高台の家がそびえ下に畑が広がる。はるか向こうの山々まで見渡せる絶景ポイントです。
以前「美都には天空の城ラピュタで出て来るパズーの家みたいな景色の場所がある」と、どこかで見かけた事があるが、ひょっとしてこの場所ではないだろうか。

藤ヶ峠トンネルを抜け原集落に到着する。このあたりで犬を連れて散歩していたご婦人と談笑する。ここは一昨日登った「日晩山」の麓にあたる場所。

「あの山は、以前は小学校の遠足の為に教員が草刈りしとったんじゃが、今では生徒数も少のうなってやめとるんよ。荒れとったろう？」

やはり噂通りだった。真砂地区全体でも住人は３００人に届かないとの事。高齢化率も高いだろう。美都のゆず、真砂の豆腐等益田の名産品の未来も心配になってくる。

原集落の集会所を終点として折り返し。帰りは大神楽方面に向かい、棚田や学校跡を見学しながら一周しました。
国道を歩くだけではわからない、美都の隠れた名所を巡る事ができる道だと思います。

※原風景写真集に写真を４枚追加しました。