虫ヶ谷廃村散策

表匹見狭に入り、魚飛橋という橋からしばらく進むと、右手に「岩節渓流取水口12号暗渠入口」の標柱がある。
ここから虫ヶ谷集落への道がある。この集落を経由して南にある三角点、「青路頭」をめざそうとしたが、 集落を過ぎたあたりから道が完全に途切れる。
しばらく彷徨った挙句、あきらめて帰りました。 おそらくは道など無いんでしょう。
尾根を強引に進むしかないようです。 タイトルは「青路頭撤退」ではなんかちょっと悔しいので、「虫ヶ谷廃村散策」にしました。(笑)
そうとうなマニアでない限りはこの道はおすすめしません。

(別の話) 尊敬する田中幾太郎先生の本を読みyoutubeで動画を拝見しました。感動したので先生の言葉を少し紹介します。 「いのちの森~西中国山地」 ~かつて中国山地は標高800m以上はクマその他動物の生息域、それ以下は山里に人間が住み、お互いが共存するそれはそれは絶妙な生活バランスが保たれていたんじゃ。800m以上は誰も立ち入ることはせん。「奥山」ゆうて恐れとった。クマも人里には降りてこん。山が豊かじゃったけえ、その必要も無かったんじゃ。 それが戦後まもなくの森林開発とやらで、西中国山地はブルトーザーやチェーンソーが入り、スギとヒノキの人口林に変えられてしもうた。 自然と動物、人間の生活バランスはあっという間に破壊されたんじゃ。国、政府の政策が山と動物、自然をめえでめえできたんよ。(破壊しつくしてきたんよ。) 天然鮎、サケの遡上も目に見えて減っていった。モモンガ、カワウソ、カジカも姿を消した。 高津川は輝きを失った。母なる西中国山地の森のにおいはもはや消え去った。 人間社会のおごりが起こしたこの恐ろしい幻想の行く末を心配せずにはいられない~
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%B9%BE%E5%A4%AA%E9%83%8E

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

距離 6.8km 時間 4時間4分

岩節渓流取水口12号暗渠入口 9:40
虫ヶ谷集落 10:30

匹見狭トンネル口からスタート。

匹見狭の渓谷。

虫ヶ谷集落方面への取りつき。

すごい滝が遠目に見える。行きたくても行けず。

思ったよりかなり快適な道でした(この辺は)

水量調節の施設だろう。ここは行き止まり。

この間の亀井谷も秘境だったが、この谷はそれ以上に秘境感が強い。

丸太橋。滑りまくるので近くの岩場を使って渡渉。

ミツマタかな?少し癒される。

突然石垣が目の前に現れる。虫ヶ谷集落に着いたようだ。

廃屋その1。昭和45年広見集落と共に廃村となったらしい。 合掌。

廃屋その2。

昔懐かしいゴエモン風呂。不自然な立ち方。誰かの仕業だろう(笑)

こごみの仲間だろうか。取らないでおく。

石垣(棚田)を降りたり登ったり。これには心を折られました。

信じて渡ると折れそうな橋。

この先を登る根性は無くなった。

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