漁山と弥栄の里 – ショーゴの山歩き〜西中国山地彷徨記録〜

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年は去年のような災害が無い事を祈るばかりです。そういった願いも含め、今年の初詣は浜田市弥栄にある山に向かいました。

「漁山いさりやま」

この山も随分と前に一度登った。古来より漁師さんの航海の目印とされ、頂上には浅間神社せんげんじんじゃが祀られて信仰されている。だが例祭等はもう行われていないようだ。社殿は汚れ、朽ちて倒壊の恐れもある。
本来なら南西の野坂峠からの登山道が本筋だが、地図をよく見ると北東の林道から作業道のような道が山頂近くまで続いている。昔地元住民が社殿をお世話していた頃の名残の道だろうか。今回はこの道を歩く事にしました。

多少の藪漕ぎは覚悟していたが、いい意味で裏切られました。とても広く歩きやすい。正面道よりもむしろいい道かもしれません。ただ作業道なので登山している感じは希薄になるかも。急峻なアップダウンもなくすんなり山頂に到着しました。
ほうきとちりとりを見つけたので浅間神社内を掃き掃除。倒れた祭壇を立て直して参拝する。自分にできる事はこれくらいです。

下山後は麓の弥栄の里を歩いて見て回り、ぐるっと一周して出発点に帰りました。新年一発目としてはよく歩いた。人口の少ない地域ですが、ここで生産される米が美味しくて弥栄の米ばかり買って食べています。末永く存続されてほしいものですね。

※原風景写真集に写真を２枚追加しました。