大道山の南西の麓に「大道」という集落がある。
大道山の名前はこの集落の名前から付けられたのは間違いないだろう。
そうすると、かつてこの集落から大道山への道があったのではないだろうか?
と以前から気になっていた。
国土地理院の波線も表示されている。もっともこの波線は道があるかというと全くあてにはできないのだが。
予想は当たっていた。かなり荒れてはいるものの、ところどころに石垣が残っており、何かを栽培していたような跡が見つかった。集落に人がいなくなって誰も整備しなくなったのだろう。
実は昔このあたりに「黄銅」という鉱石が採れるところがあり、今もどこかに坑道口が存在しているのだとか。「黄銅」が「大道」になったと考えられている。
この山の別の顔を見た気がした。柚子の木が立派に、しかし寂しそうにその実を生らしていた。
スマホでギャラリーをご覧になる方は横向きにすると良いかと思います。
登山データ
寸評
登る方へ
距離6.4km 時間2時間34分
【11:24】登山口
【11:33】採石場
【11:48】大道集落
【12:30】登山道合流
【12:35】大道山山頂
【12:35】一畑薬師分岐
【13:25】登り道合流
アクセスの良さ | |
登山道整備度 | |
急登度 | |
秘境度 | |
眺望の良さ |
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。
駐車場情報
川登地区の県道313号線沿い脇のスペースに駐車させてもらいました。
正直言ってお勧めできる道ではありませんが、ヤブでとても通れない、という感じでもありません。かつてはこの道が本道だったのでしょうか。主尾根に辿り着けば歩きやすくなります。