大鹿山登山

自分の生まれ故郷の柿木村。日本の棚田百選にも選ばれた、原風景の残る地区「大井谷の棚田」がある。
今回の登山は大井谷地区の最奥から登る「大鹿山」
大鹿山、鹿足郡、奇鹿神社など、このあたりは鹿という文字にまつわる名称が多い。角が八つある「ヤクロウ鹿」という鹿がいたという伝説も残っている。現在は熊はいるが鹿は見たことがない。
棚田で働いているおじいさんに登れるかどうか確認する。
「途中までは道があるが、その先はわからんよ~。時々よそから来てのぼりんさる人もおってじゃけえ、足跡くらいはあるかもしれんのお」
昔ながらの石見弁に顔がほころぶ。そういえば知り合いが一年前くらいに登っていたようだった。
三角点は765ピークにあるが、大鹿山そのものは778ピークのようだ。せっかくだから2つとも訪れてみた。

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

登山データ

距離 4.7km 時間2時間16分

ギャラリー

途中に観音像とそれにまつわる説明版がある。

助はんどうという石だそうだ。

これは獣も近づかんだろう(笑)

大井谷の棚田。未来まで残したい日本の原風景がある。

猪除けの柵を開けて山道に取りつく。

昔ながらの取水装置。懐かしいな。

昔は道が無かったようだが、親切なテープが導いてくれる。

途中までは植林の中かなりの急坂を登る。

ツキヨタケ。。だろう。

広い尾根に出る。

植林地だが、木の密度は空いているのでどこでも歩ける感じ。
こういう感じは好きです。

765ピーク三角点到着。

まだ向こうにうっすらと踏み跡がある。

逆方向、大鹿山方面に向かう。こちらも途中までは綺麗な道がついている。

778地点。大きな岩がある他は特になにも無し。
笹ヤブに囲まれていた。

ところどころに点在する大きな岩に目を見張る。

下山後、棚田展望地より大鹿山を望む。

劔玉神社。この地区の住民の守り神なのだろう。

このコースを登られる方へ

駐車場情報

大井谷棚田展望台駐車場。十数台は止められます。

大井谷の棚田を鑑賞しつつ歩き、一番奥の民家を目指しましょう。
イノシシ除けの柵を通過すれば登山道があります。
途中少し不明瞭な所もありますが、ピンクテープはまんべんなく設置されていますので、
焦らずに歩けば辿り着けます。
三角点へは道がありますが、大鹿山ピークへは笹薮を数百メートル漕いで行く必要があります。