天国に旅立った父へ~鈴ノ大谷山登山

先日父が亡くなりました。享年86歳。
肺炎で入退院を繰り返していましたが、ついに大往生。
自分と姉に手を握られながら、安らかに逝きました。
親父が亡くなったらこの山に登ろうと決めていた。
「鈴の大谷山」
親父が現役時代、営林署で林業に従事した山。 過去2度トライするも撤退してしまった。
今度こそは登ってみせる。山岳会の方が開かれたあの道ならばいけるかもしれない。

久しぶりの藪漕ぎは、良好な天気と少し低めの気温にめぐまれて心地よく、無事登頂を果たすことができました。
お父ちゃん、お母ちゃんと仲良くね。あなた方が残した弥十郎山。これからも大切に登ります。

令和2年12月6日 鈴の大谷山初登頂記録

アクセスの良さ
登山道整備度
急登度
秘境度
眺望の良さ
親父の仕事場
※ 上記の評価は自分の独断と偏見によるものです。山の魅力を表すものではありません。

ルート

林道入口 10:51
森林鉄道橋 11:21
850ピーク 12:18
889ピーク 12:25
入江林道出合い 12:39
鈴の大谷山頂 13:18
椛谷ダム 15:07

距離 12.2km 時間 4時間24分

今日こそはなんとしても登る。
鈴の大谷川。鈴の大谷山周りには幾つもの伝説が残されていると聞く。
古道を歩く。
水害慰霊碑にお参り。
危険な森林鉄道峡橋。何回も撮ってるので説明は割愛します。
少し入口がわかりにくいが。。おそらく山岳会の方が切り開いた道がある。 これを登らせていただきます。
これは。。今まで自分が経験した中でも最高クラスの急登です。 小五郎山金山谷、砥石郷山の田代コースに匹敵するくらい。
やっと尾根道らしきところに出るも、急登はまだまだ続く。
多少開けた場所に出る。 天気は良好。低めの気温が心地良い。
850m看板。あまりに小さいので見過ごすところだった。
おそらく889ピーク。
藪が深いところもあるが、そもそも滅多に人が入る山ではないので、これくらいは覚悟していた。
突然林道に飛びでる。入江林道かな。
林道を進んでみるが。。こっちじゃなさそう。引き返す。
あ、もしかしてこれ?(汗)。頑張って尾根まで這い上がれって事か。
なんとか尾根に辿り着く。ここから先は軽い藪漕ぎ。
藪といえども尾根道なのでそう苦にはならない。
山頂到着!辺りは少しだけ笹が刈りはらわれていた。
年代物の山頂標識。
山岳会の方の標識。 かっこいいね。
三角点「大谷山」
この時期だからこそ遠くが見渡せたのかも。 青野山らしき山が遠くに見える。
親父が笑っている顔が目に浮かんだ。
山頂に敬礼し下山開始!
帰りは入江林道でぐるっと大回り。
おまけ~椛谷ダム。 柿木村椛谷地区にあるとても大きなダムです。
大きすぎて全部入りきらん。(笑)
自宅にて。ウイスキーで乾杯。控えんといかんのだが(汗)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です